建築デザイナー
大瀧 珠乃

アトリエ珠(たま)一級建築士事務所
一級建築士

経歴
1962年 岡山市生まれ
1983年 嵯峨美術短期大学デザイン学部生活デザイン科 卒業
1996年 岡山理科大学専門学校工業専門課程建築学科夜間部 卒業
1996年 株式会社暁建築設計事務所 入社
2005年 アトリエ珠一級建築士事務所 設立

受賞歴
2007年 第10回木材活用コンクール インテリア・家具部門受賞
2017年 第5回 おかやまUDたてものコンテスト優秀賞受賞

進むつもりのなかった建築デザイナーの道
友人の言葉をきっかけにこの世界に飛び込み、子供の頃の夢を思い出しました!

思えば子供の頃、設計という仕事があると知った時から、憧れてはいたと思います。けれど具体的に建築の道に進むことはせず、デザインの学校に進みました。

社会人になって10年、そんな時ひさしぶりに道で会った級友に、
「大瀧さんの性格、設計者に向くと思うな。」
と言われたんです。これをきっかけに、早速建築の学校に入り、あっという間にこの道に入りました(笑)

建築に触れ合うにつれ、
「そういえば子供の頃ままごとをする時、女の子たちはママ役を奪い合っていましたが、私は『ここにキッチン、ここがリビングで・・・』などと間取りを考えることが大好きだったなぁ」とか、
人形遊びでも人形で遊ぶより、リカちゃんハウスのレイアウトや家具の方が好きだったことを、思い出したものです。

まわり道のように見えた時間も、今に活かされています
天職と思えるほど、建築の仕事ができて幸せです!

それからは、建築が楽しくて楽しくて、水を得た魚のようにがむしゃらに設計の勉強をしました。母からは「学生時代にこれだけ勉強していたらね。」と言われたものです(笑)

以前はどの仕事も長くは続かない私でしたが、建築の仕事についてからはあっという間に20年を超え・・・建築に出逢うまでに経験したいろいろな仕事も設計の役にたってくれて、それまでの人生に何も無駄なことはなかったんだなと思えます。

どれだけ追求しても、まだまだ、もっともっと、と追及してしまう。人から見れば大変そうに思えることや、苦労もそれなりにはあっても、苦労を苦労と思わない。
そんな仕事に出逢えて、それを喜んでくださるお客さまにも出会えて、私は幸せ者だと思います。


↑ご自分のデスクに向かわれる大瀧先生。「この仕事に出逢えて、私は幸せ者です」

アイディアは「降ってくる」
お客さまになったつもりで生み出す、理想のすまいのかたち

アイディアが沸いてくるシチュエーションについて、わたしの場合はよく「降ってくる。」と表現させてもらってます。深く深く入り込んでいくと見えてくるものがあるんです。

お客さまと話していると、その方、この家族にとってのいい形が、まるで降ってくるように湧いてくるんですよね。そのアイディアをまたお客さまと話していると、お互いの相乗効果でますますいいものになっていく・・・そんな感じでしょうか。

最初からピタッとくるアイディアが浮かぶこともあります。また、何案も出してそこから何かが見つかって、まとまっていくこともあります。

お客さまの想いを感じ取り、想像以上の形としてつくりあげていく。たとえば、お客さまご自身で建築を20年学び、経験し、設計するかのように、わたしがその方自身になるように・・・
「憑依したみたいにですか」と言われたこともあります(笑)

プロとしての責任がありますから、真剣勝負です。
けれど、お客さまとの打合せの中で、皆でわくわくしたり、うきうきしたりしながら進めることが、いいプランにつながる一番大切なことだと思っています。


↑お客さまとのプランづくりの様子。お客さまの想いを感じ取り、その方自身になったつもりで深く深く入り込んでいくことで、アイデアを形にしていくという。

家族の意見はさまざま
「家づくりは家族づくり」です

他に私がいつもさせて頂くのは、家族全体でまとめた意見ではなく、バラバラでもいいから一人ひとりの意見や理想をうかがうようにしています。なぜかというと、ご家族の中では両立しない要望でも私が関わることで、両立できるアイディアを出せる可能性が、あるかもしれないからです。
最初はバラバラに見える意見でも、一つにまとまってくるから不思議です。そうした過程を経ることで、家族みんなが楽しいと思える家につくりあげていきます。

私が「家づくりは家族づくり」と言っている理由は、家族が自分たちの理想の住まいをつくり上げていく過程で、自分たちにとっての理想の暮らしをみつめる時間が持てるからなんですね。

建築デザイナーが建てる家の魅力・面白さとは?
「本当は、誰でもいいんです。幸せであれば」

実はわたし、過程自体はどんなものでもいいと思っているんですね。建築デザイナーが建てようと、ハウスメーカーであろうと、はたまた建売住宅であっても。そこに住む家族が幸せであれば、それでいいと思っています。

ただわたしが考える家って、その時代の流行だとか部屋数がいくつとか、こんな最新設備が付いています!とか・・・そんな「家に人が合わせて住む」のではなく、その家族が、その家族らしい暮らし、人生を送るための器であってほしいと思っているんですね。
そんな家の可能性を知らない方も多いと思うんです。

建築デザイナーと建てる家ではいわゆる「家ってこれが普通よね」ではない、自分たちにとっての最適が、見つかると思っています。建築デザイナーだからこそ、見つけ出せると思っています。


↑大瀧先生設計のお家。「常識や形式にとらわれず、そのご家族にとっての最適を見つけてほしい」

建築デザイナーが与えるものは「安心」
思う存分、ご自分の家づくりをお楽しみください!

家を建てる方のほとんどは初めての経験でしょうから、夢と同時に不安もいっぱいあると思います。
そこで、技術も経験もセンスもある建築デザイナーが、自分たちのことをすごく理解しているとしたらどうでしょう。安心して思う存分夢を語り、頭に描いた理想の家がつくれると思いませんか。

それができるのが「建築デザイナーとの家づくり」なんです。きっとたのしいと思いますよ!
そして、つくるときの記憶も含めて、完成した家で楽しみながら暮らしていってほしいと思っています。

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