建築デザイナー
三井 武一

M計画設計室 代表 管理建築士
一級建築士

経歴
1965年 香川県生まれ
1985年 香川職業訓練短期大学校建築科(現四国職業能力開発大学校)卒業
1985年 矢上計画設計事務所 勤務
1988年 入江建築設計事務所 勤務
2000年 M計画設計室 開設
受賞歴
2004年 F邸・住宅設計競技1位入選(香川県建築設計協同組合主催)
2008年 香川県木造住宅・高齢化対応住宅コンクール佳作
2015年 四国化成空間デザインコンテスト グランプリ受賞
その他、香川県建築士会作品賞多数受賞

建築デザイナーになろうと思ったきっかけは何ですか?

小さな頃からいろんなものを作るのが大好きな子供だったんです。
厚紙を切り貼りしてゲームをこしらえたり、模型のようなものや、割り箸で輪ゴム鉄砲を作ったり・・・そういう友達が近所にいたのです。
いま思うと、何か物を作る仕事を選ぶ、最初のきっかけだった気がします。

そして、一番の大きな出会いは、実家が家を建てたことですね!小学校低学年の頃だったと思います。
今のように工務店が建てたり、ましてや建築家が建てたりする時代ではありませんでしたので、大工さんの直営です。
家が出来上がっていく様子を、毎日眺めて過ごしていました。子供心にこんな大きな家(実際には小さいのですが)を建てる大工さんって凄い、大きくなったら大工さんになろう!と、その時に思いました。

お家が出来ていく様子を実際に見たことが、子供の頃の三井先生に夢を与えたのですね。
この仕事が子供にそんな風に感じてもらえるのは、とても嬉しいです。

それから、自分用に道具箱を揃えて犬小屋を作ったり、夏休みの宿題の本棚を変わったデザインで作ったりしました。みんなと同じものを作るのが嫌いでしたので、普通に考えれば横型に作るのだけど、あえて縦型のデザインを考えたり・・・。
仲のよかった友達と電気屋さんの廃材置き場にあるテレビからスピーカー本体を抜き取って、自作のスピーカーを作り、小さなラジオを大きな音で鳴らしたりとかもしてましたね。
勉強はあまりできなかったけど、とにかく他の人と少し違うことをやってやろうとする子供でした。人見知りする性格のくせに目立ちたがり屋だったんです。

子供の頃から工作好きで、電話などを自作したスティーブ・ジョブズさんを思い出しました。
クリエイティブな子供時代だったんですね!

高校進学すると、昔から興味のあった建築の勉強がしたかったので工業高校へと進みました。
そこで次第に設計に興味を持ち始めるのですが、その時の先生から「設計はやめておけ、飯が食えないから」と言われたんです。そう言われると逆に燃えてきて、何が何でも設計士になってやるぞ!と思ったものです。

なるほど、そして今があるというわけですね。

当時は今ほど建築デザイナーが身近な存在でありませんでしたから、仕事量は少なかったですね。
最初に就職した設計事務所は、玄人好みの本当に良い家を設計する住宅作家的な事務所でしたけど、生活は大変でした。その分とても勉強になりましたけどね。
その時の経験があったから今があると思います。


↑小学生の頃に実家が建てられていく様子をリアルタイムに見たことがきっかけで、ものづくりの魅力に目覚めたという。建築デザイナーが今ほど一般的でなく、生活も苦しかった時代からこの仕事に就いていた。

アイデアはどのようにして沸いてくる?

最初から「今回はこんな家を建ててやろう」っていう考えはありません。
まずはお客さまの話を聞き、どんな風にプランを組み立てていけば満足してもらえるかと考えます。そして敷地を見て、近隣の環境や日差しの取り入れ方を確認していくわけです。
お客さまの要望の中にはいろんなヒントが隠されています。それらは矛盾した要望であったり、実際に建てられる大きさに無理があったりすることも多いのですが、そこが面白いんです。
パズルを組み立てるようにひとつひとつ整理していくと、意外と矛盾が解消されたりして、1+1を3にも4にもできるのです。

大きな枠組みを設けず、お客さまの要望を一つひとつ組み上げて、形にしていくスタイルですね。

お家というのは、朝起きて、お母さんは朝食の用意から始まり、ご飯を食べて、職場なり学校に行き、洗濯、掃除をして、子供の世話とか夕食の用意とか、いろんなことが行なわれています。だいたいどこの家庭も一日のサイクルはそんなに変わらないですよね。
それに加えて、近所の目を気にせずに生活したいとか、家事動線が楽な方がいいとか、お家に対する基本的な要望も、意外とみんな同じなのです。

わたしの家も妻はフルタイムで働いてますので、わたし自信、積極的に家事をするようにしています。料理をしたり洗濯を干したり・・・そうそう、ゴミ出しもありますね(笑)
そうした中で、もっとこうだったら使いやすいのにとか、常々考えています。日常生活の中にいろんなアイデアが潜んでいて、そういった体験をもとにしたプランを提案していますので、使い勝手には自信があります!

なるほど。
そんなにご自分もしっかりと家事をしているからこそ、お家に一番長く居るお母さんの気持ちがわかって、プランに反映されているんですね!
我が家は共働きではないですが、こりゃあ、見習わなければいけませんね・・・(笑)

ただ便利な家という意味ではなくて、生活をデザインするというか、平面にとらわれることなく空間を構成していきます。奇をてらうことなく、おしゃれに長く住まえる空間を理想としています。


↑ご自身も積極的に家事に参加するという。その実体験の中から、使い勝手や生活動線に対するアイデアが湧いてくる。「そういった体験をもとにしたプランを提案していますので、使い勝手には自信があります!」

建築デザイナーが建てる家のメリット

建築デザイナーに設計を頼むと、どんな家になるんだろう・・・。形ばかり優先して、自分たちの要望をきちんと聞いてくれないかも・・・。お金が高くなるんじゃないだろうか・・・。いろいろと不安に思うことがあると思います。
その一つひとつをきちんと説明して、お互いの信頼関係のもとに設計作業を行うのが、プロの建築デザイナーだと考えています。

わたしの場合は十分なコミュニケーションの中から、お客さまがどんな物を求めているのかを探るようにしています。

どうせ予算がないからと要望の中に含めていなかった事も、会話の中に自然に出てきます。100%とは言えませんが、できるだけそういった要望もかなえていけたらと思っています。

そうやって出来上がったプランは、建築デザイナーだけで作ることはできません。お客さまと二人三脚じゃないとできないのです。
実際に作業をするのは建築デザイナーなのですが、ひとりよがりな住宅を作りたくはない。もちろん、完全に要望通りというわけではないのですが、プラスαな提案を心がけています。生活するうえで遊び心が大切だと思っていますので。

みんなで一緒になって「ああしよう、こうしよう、いや、さっきの方が好きだな・・」とか、そんな形で設計の打ち合わせは行なわれていきます。
工事が始まるとあまり大きな設計変更を行なうことは工事費のアップにつながりますから、できるだけ打ち合わせの時間をたっぷりとって、十分に納得したうえで工事に着工できるようにしています。このへんの所に時間のとれない、あるいはできないハウスメーカーさんは工事の後から追加の工事費が必要になったりします。コスト管理ができるのも建築デザイナーの職能です。

そうですね。それこそ、「建築デザイナーが建てる家」のメリットですね。
「建築デザイナー《と》建てる家」というのが本当の意味じゃないかと思います。

響建設も施工の立場から、その信頼関係のお手伝いができればと思います。うちも含めた、三人四脚のお家づくりですね。

家の設計をするということはとっても大変な作業ですが、同時に楽しくもあります。失敗しない家づくりのために、まずは一歩を踏み出してみませんか。

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