建築デザイナー
高田 憲一郎

一級建築士事務所 K16 Design Factory 代表
一級建築士

経歴
1970年 広島県生まれ
1993年 広島工業大学工学部建築学科 卒業
2002年 一級建築士事務所K16 Design Factory 開設

受賞歴
2004年 第 8回 電化住宅建築作品コンテスト 佳作
2005年 第26回 INAXデザインコンテスト 部門賞
2008年 第25回 住まいのリフォームコンクール 住宅リフォーム推進協議会 会長賞
2009年 第 6回 ひろしま建築文化賞 優秀賞
2011年 第14回 エコ電化住宅作品コンテスト 特別賞
2011年 住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2012 部門賞
2011年 住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2012 インテリア産業協会 会長賞
2012年 ひろしま住まいづくりコンクール2011 優秀賞
2015年 GOOD DESIGN AWARD 2015 受賞

お客さまとのプランニングで心がけていることはありますか?

私たちに相談にいらっしゃるお客さまのほとんどは、初めての家づくりです。そしてたくさんの夢や希望、あるいは問題を抱えておられます。
ヒアリングする時は、まずはそういったことを聞かせて頂きます。

最初は雑談も交えながら人となりを知る時間も、家づくりにおいては重要な立ち位置ですね。アイデアはどのようにしてわいてくるのでしょうか?

LDK18帖、寝室10帖・・・などの物理的な広さも大切ですが、実はそこからは、良いアイデアは生まれてきません。
それよりもできるだけ多くの夢や希望、あるいは趣味についての雑談を聞かせて頂いた方が、本当にお客さまのためになるアイデアにつながるので、そういった所からヒントを探しますね。
また、地元の施工会社から教えて頂く地域の習慣や風土なども重要です。
隠されたヒントをていねいに拾ってお客さまに寄り添うことで、その家に暮らす家族に合うアイデアやプランが生まれてきます。
決して私一人で生み出すものではなく、お客さまの想いや情熱、あるいは家づくりに携わる皆さんとの意見交換の中で、その家に合ったアイデアが生まれてくるのだと思います。

お客さまと建築デザイナーだけでなく施工会社の意見も取り入れて頂き、まさにチーム一丸となって家づくりを行なう。そしてチームで生み出したアイデアを、そのいえで暮らすお客さまのために形にしていく・・・
まさに建築デザイナーだからできる家づくりですね!

一見本物のお家と見間違うような作りこまれた模型の数々。その家に暮らす家族に合うアイデアやプランと真摯に向き合う先生のお姿が浮かんできます

これから挑戦したいことはありますか?

住宅について、2020年に省エネ基準の適合の義務化がはじまり、その後2030年に向けて平均でZEHの家をつくっていくという流れができてきましたよね。

そうですね。
響建設でもZEHビルダー登録をし、竣工した物件もありますし設計を進めているところもあります。(2017現在)

そうした基準義務化の流れの中で、基準と相反するようなデザイン優先の家づくり、また逆に、基準クリアの為に全国一律で判で押したようなオーバースペックの仕様にならないよう、気をつけていきたいと思います。
省エネ基準やZEHの中身をよく理解し吟味した上で、基準値をクリアさせるのかさせないのか?あるいはクリアさせるのであればギリギリなのか高スペックにするのか?・・・こういったことを、お客さまと協議した上で仕様を決めていきたいと思っています。
そして何よりも、お客さまが一番望んでいるはずの夢や希望を叶え、設計事務所らしいデザインや個性的な部分を失わないような、家づくりに挑戦していきたいと考えております。

なるほど。
機能性を求めるとどうしても、デザインにおいて制限が出てきてしまう場合がありますね。
建具にしても、木製の玄関ドアなんかは見た目も良く人気なのですが、アルミ製で断熱材と組み合わさったものと比較すると気密性はやっぱり良くない。細かなことですがそういったものを何度も何度も検討しながら、お客さまの夢や希望を叶え、世界に1つだけの家をつくる。これが建築デザイナーにしかできないことだと、私も思います。

個性を体現した家。

夕映えの家
シンプルながらも遊び心のある高田先生設計のお家はまさに建築デザイナーだからこそ。(K16 Design Factory HPより)

お仕事以外のお休みは何をされることが多いですか?

土日はお客さまとの打合せが入ることが多いので、なかなか丸一日休みということはないのですが・・・車の運転は好きですので遠方での打合せも特に苦ではないですね。
高速道路を走っている時に聞くエンジン音などはリラックスできて気持ちが整理され、打合せ時に出た問題や宿題の答えが見つかる場合も多々あります(笑)

高田先生は広島在住ですので、高知までは結構遠いですよね。建築家展などで高知へお越しの際にはご足労をと思うのですが、逆にリラックスされていたのですね(笑)よかったです。

県外のお客さまも多いので大丈夫ですよ(笑)

乗ってこられる車にもこだわりがあるとお聞きしましたが・・・

車はミニカブリオレ、バルケッタ、ボクスターと三台続けてオープンカーに乗り継いでいます。郊外の現場に行く時には、仕事を半分忘れて、屋根を開けて快走しています(笑)

オープンカーでしまなみ海道を快走ですか!それはお天気の良い日には気持ちよさそうですね。

現在の愛車ボクスター。後ろにはご自宅兼アトリエの窓から見える模型の数々が。

その他、物心ついた頃からのカープファンですので、試合がある時は職場のBGMはラジオ中継となり自宅のTVは強制的にカープ中継のチャンネルに合わせるようになっております。(笑)
そのおかげか、娘(9才)も今では立派なカープ女子になっております(笑)

仕事ばかりでなくオフにはご家族との時間も持たれ、そういった時間からまた新しい発見やアイデアがうまれそうですね。

自営業の特権で、今まで時間が空いた時は平日でも夕方から家族と一緒に球場へ足を運び、年10試合は観戦できていたのです。しかし最近は人気が出たため当日券が手に入らなくなり、ふらっと球場に行けなくなったのが残念でなりません!

今年のカープは強いですからね。ますますチケットは手に入らないかもしれないですが、優勝を期待しています。

お仕事場の一角はまさにカープゾーン(笑)シンプルなお部屋に赤が良く映えます。

高田先生、本日はありがとうございました。

ありがとうございました。

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