あさひ皮フ科クリニック様
街が明るく元気になるクリニック施設

建物の明かりがなく、暗く寂しい印象になっていた場所。
「街が元気になるような建物がいいな」との想いから、
光が溢れ出すような、華やかで温かみのある施設が生まれました。

建築デザイナーへのご要望の中に「街のアイコンとなるような外観」とあったのですが、これはどういった意図だったのでしょうか?

元々、この場所にガソリンスタンドがあったのですが、それがなくなってからは街が暗く寂しい雰囲気になってたんです。なので、「街が元気になるような建物がいいなぁ」って思って、そのように要望しました。
しばらく空き地の状態が続いて、その間は明かりも何なく暗かったんですが・・・今では夜9時までクリニックの明かりが周辺を照らして、それは良かったかなって思ってます。

そうですね。いろいろな人から、「響さんの手がけた、あのあさひ皮フ科さん、すごく大きいよね」と言われます。目の前の電車通りからはすごく大きい建物に見えるみたいですね。

皆、大きい建物だと思ってるみたいですね!
ホントは大きいんじゃなくて、長いだけなんですけどね(笑)

夜は住居スペースから漏れる光、クリニックの間接照明が、昼とは違うシンボリックな表情を生み出す。
と同時に、周辺と目の前の大通りも照らすことで「街に明るく元気になってもらう」

設計時にかなり考え抜いたクリニックの間取り。
しかし正解というものはなく、開業後は使いやすさも、使いにくさも頻出しました。

以前のクリニックは2階で診察していて、エレベーターも無く手狭だったため、高齢の患者さまへの負担となっていました。なので建替えに伴い最も重要視したのは、そういう患者さまへの配慮、バリアフリー化でした。

こちらの資料には「バリアフリー化、停めやすい駐車場、広くて明るい待合室、をご希望された」とありますが・・・。

そうですね。駐車場に関しては私が希望しました。
大通りに面しているので、そちらでも横道からでも、どちらからも車の入出できるようにして頂きました。

待合室もできるだけ広く取ってもらったのですが、いざ開業してみると、想定よりも患者さまも増え、これでも狭くなってしまって・・・ご迷惑をおかけしています。(※変更箇所)
実はオープン当日に急遽、待合用のイスを買いに走りましたね(笑)

あとは以前から患者さまから要望されていた、「車椅子で入って来やすいように」ということを考慮して、エントランスを広くして頂きました。ですがここも使い始めてから、入り口前のカーブする場所が狭いということがわかりました。

そうですね。確か開業後にお願いを受けて、広くしたんですよね。
私たちもただ基準通りに作るのでなく、ケース・バイ・ケースで考えなければいけないと勉強になりました。

当初のサイズでは車椅子で曲がるには狭かったアプローチ。後に広げてもらったことで問題は解決し、「階段スペースも使いやすくなって、結果的にはよかった」

こういう医療関係施設では、残しておかなければいけない処方箋とか書類があるんです。これらを保管しておく予定だった場所が、予定より狭くなり置けなくなってしまい、今は2階の住居スペースに置いています。
他にも投薬瓶とかかさばる物がいろいろとあって、それらの収納スペースが足りてないんです。
あまり無駄なスペースを作らないように考えたんですが、いま思えば、そういう余裕を残しておけばよかったですね。

「少しでも患者さまと長く向き合えるよう、移動の時間を短縮したい」
「診療開始時に、患者さまを前から迎え入れたい」
そんな想いから、住居ゾーンからクリニックへの動線を工夫しました。

表の玄関だけでなく施設のバックヤード側からも、住居スペースと行き来できるようにしてほしい、とお願いしました。
やっぱり便利で、頼んでよかったと思ってます。患者さまが居る時に、表の方からいちいち行き来できないですしね。

2階住居ゾーンから、1階クリニックへ下りる階段。

1階から見上げた2階住居。患者さまのいる待合室を通らず、プライベートスペースと行き来ができる。

思い悩んだ施設ゾーンに比べて、好きなように作った住居ゾーン。
広々とした空間や、光の入り方が気に入ってます!

北側に窓を付けて頂いたのですが、これがとてもよかったです。北側なのでそれほど強い日差しじゃないのに、すごく明るくて、日中は照明を点けなくてもいいぐらい。夜も電車通りの明かりが入ってくるので、真っ暗にはならないんです。足元灯は要らないですね(笑)

これは「ハイサイド」といって、高い位置に付けた窓ですね。
室内には気持ちのいい光を取り込むんですが、位置が高いので外から中の様子は見えません。

私も仕事帰りに前の道を通るとき、窓から漏れてくる光を見て
「ああ、もうおくつろぎになられているな」
と、ご様子を思い浮かべてます(笑)

大通りに面していて、光を取り込んだり街を照らしたりしつつも、ちゃんとプライバシーが保たれていて、とってもいいですね!

廊下横の窓。夜でも大通りの光を取り込んで、真っ暗にはならない。

リビングの横の窓。高い位置にあるため外からの視線はカットされる。

外観は、正面の壁を横一直線に延びるラインを意識し、建物を大きく見せている。屋内では廊下から洗面所、バス、リビングまで各部屋を照らす。

リビングがすごく広くて、そこが一番気持ちがいいですね。
最初はあんなに広くてどうしよう、と思ったんですけどね(笑)

実はリビングの上の窓から、夏は花火が見えるんですよ!

広くて居心地がよく、気に入っているというリビング。窓から花火も見えるそう。

「 廊下横の収納はかなりスペースがあって、いろいろな物が置けて便利」

とてもお洒落な畳スペース。「ここも作ってよかったです。親戚が法事などで集まったときに、リビングからここまで使ったりしています」

街のシンボルとなるような建物、しかし、中で暮らす人のプライバシーはしっかりと守りたい。
今回お話を伺って、のびのびと暮らされていることが確認でき、響建設としてもホッとしました!

来院される患者さまだけでなく、目の前の通りを通る人、
この街に暮らす人まで元気になるような、素敵なクリニックでした!

取材協力:あさひ皮フ科クリニック(http://www.asahihifuka.com

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