夫婦のこだわりが詰まった、宝箱のような家

自分自身も家づくりに参加して、本当に細かいところまでこだわり抜いて建てたお家。
住み始めてからの感慨もひとしお、思い入れも強く、大切な我が家になりました!

県外から高知への移住者である旦那さま。
高知への定住を決めてから、夢だった「家づくり」が具体的になってきました。

このお家のプランは、どのように出来上がったのでしょうか?

昔から「いつかは自分の家を」と、夢を持ってはいました。でも実際に転機になったのは、僕は県外出身なのですが、高知への移住を決めてからでしょうね。
それまでは松山とか名古屋とか、生まれ故郷の高松とか転々としていたのが、高知に身を埋めるというか、定住を決心してから、夢だった「家を建てる」ということが具体的になってきました。

実際建てると決めたら早い方がいい、ということで、奥さんと一緒に休みの度に新興住宅地や住宅展示場に行ったり、友達が建てた家を見せてもらったり、本当にいろいろな所を回りましたね。
いいなあと思うものはいくつかあったものの、ただ僕たちのこの土地、この環境にはしっくり来るものがなくて。
やっぱり「この土地にはこれ」という風に特性に合わせたデザインが一番いいんですが・・・その頃はそんな、建築デザイナーの人と直接プランから作るような建て方は夢のまた夢、自分たちには予算的に無理だ、と諦めていたんです。

そんな時建築家展を知り、そこで予算的にもそれほど無理なく、建て方もいろいろな事ができるという話を伺って、急に展望が開けたんです!

そして、建築デザイナー天久先生との、運命的な出会いがありました(笑)

建築デザイナー、響建設営業担当者と、3者で悪友のような強力チーム結成!
本当に、楽しい家づくりの経験ができました。

建築家展に伺ってからは、たくさんの建築デザイナーの先生にいろいろなお話を聞きました。他にもHPで調べて、いろんな建築デザイナーの作品を見ていました。
ただ、たくさん見過ぎてどれもよく見えて、でも僕たちのこの土地で考えたときにイメージが湧いてこなくて・・・。

そんな時、相談していた建築デザイナーの一人であった天久先生が、最初にお会いした時か2回目かかなり早い段階で、この土地に合わせたプランを作ってくれていたんです!
もう!それで一気に惚れましたね!!!

プランの内容も良くって、2階をビルドインで上げて、中庭のシンボルツリーを囲むような形で・・・僕たちがリクエストで出していた、京都の町家のような中に何があるか分からないような作りだとか、シンボルツリーだとか、やりたかった夢を形にしてくれていたんです。
それからは、このプランをどう実現していくか、細かい部分をどう肉付けしていくか、一気に進み始めました。

↑ 外からは中がどうなっているのかわからないという、京都の町家を思わせる作り。

↑ 中庭のシンボルツリーを囲むように建物が配置。このシンボルツリーも1年かけて探した、こだわりの紅葉(もみじ)

建築デザイナーの天久先生、響建設営業担当の中平さん、そして自分たち夫婦で、やりたい夢のこととか費用のこととか、本当にいろんなことを話し合い、どうやって実現させるか考え抜きました。何か、このメンバーでチームになれたような気がして、すごく楽しかったですね~。
ちょっと予算的に足りなくなって、だけどどうしても実現したいことがあって、少し待って頂いたりもしました。身内に不幸があって着工が少し遅れることになった時も待ってもらったり、すごくお世話になりました。

あとは、天久先生、中平さんとは、本当に何度も飲みましたね~(笑)
一度天久先生と2人で飲んでて、中平さんを呼び出そうということになって、「今すぐ来い!来ないと、今の金額のまま2階建てにするぞ!」とふざけたり(笑)
中平さんは「やめてくださいよ~(泣)」と言いながら飛んできましたね(笑)

他には、天久先生と、まだ完成してないこの家に忍び込んで飲んでたこともありました。2人で飲んでる時に「ちょっと、家を見に行かないか?」という話になって、ここにビールを持ち込んで、ベランダで飲んでて・・・そのまま寝ちゃったりね(笑)
中平さんからは「まだ引き渡しも終わってない家で、建築デザイナーとお客さまが飲んでるなんて、どういうことですか!」と怒られました(笑)

そんなことがあったんですか!(笑)
立場上、私も怒らなければならないのですが・・・(笑)でも、とても良い信頼関係を築かれていたようで、素敵なエピソードですね。

建築中のこの現場には、毎日のように通ってましたね。
天久先生とは今でもしょっちゅう会ってるし、すごく仲のいい関係で家づくりができて、ホントに楽しかったなあ・・・。

↑ 完成前に忍び込んで飲んでいたというベランダ。
いけないことですが(笑)、お家ができていく様子を眺めながら飲むお酒は、格別だったことでしょう。

自分自身も家づくりに参加することで、コストカット&こだわりの実現。
ただ、あまりにも大変な作業に「もう二度とやりたくな~い!」

僕は以前木材関係の仕事をしてたので、卸(おろし)の人と知り合いで、安く素材を買うことができたんです。でも、大工さんとか響建設さんとか、それぞれお付き合いの業者さんやルートがあるでしょうから、僕が勝手に安いのを買ってきたらご迷惑になるじゃないですか。
だから安いものは自分で探すけれど、どれは使って良くてどれは使っちゃダメか、現場監督の人に選んでもらったんです。
すると「これは、関係があるので響建設が言う素材を使ってください」と「これは、お客さまが買ってきたものを使ってもいいです」と、「これはお客さまが自分で作業してください」と、3つに分かれたんです(笑)

「自分で作業してください」とは!
そういえば我が家の隣の倉庫で、延々と作業されてましたね(笑)

そうでしたね!
床の塗装にすごくこだわりたくて。だけど塗装屋さんにやってもらうと費用が上がっちゃうので、自分でやろう、と。

響建設社長、丁野さんとこの場所をお借りして、床板材183枚を持ち込んで、自分たちで着色塗料を塗り込んで、磨いて、干して・・・。
おかげさまで、すごくきれいに仕上がりました!きれいになってすごく嬉しかったんですが・・・でもあの作業は、二度とやりたくない!ですね(笑)

183枚の板に着色塗料を塗り込む作業が終わった後、晩ごはんを食べに焼肉屋に行ったんですよ。そこでエリンギを頼んだら、自分で刷毛で醤油を塗り込むタイプのエリンギがでてきて「もう塗る作業はやだ~!!」って(爆笑)

↑ 響建設の倉庫にて。183枚の床板材に着色塗料を塗り込む作業中の様子。

↑ 着色塗料を塗り込んだ後は、磨いて干す作業。ご自分でやるには大変な労力です。

他にもこんな苦労話があります。

玄関前の通路は、この家ができた時は普通のコンクリートだったんですが、傾斜があまりついてなくて、雨水が溜まって苔が生え滑るようになってたんです。そこで竣工後2年半ほど経った時、水はけを良くする工事をお願いしたのですが、その時その延長で「洗い出し施工にしたいんだけど」とお願いしたんです。
南国砂利を固めたような施工で、僕はあれが好きでしてね~。

その時うちの奥さんが、「洗い出し」というものがどんなものか見たいということで、響建設さんの過去の施工物件で洗い出し施工をされてる所を見せてもらったんです。僕も好きだったし、奥さんにも絶対気に入ってもらえるだろうと思ってたんですが・・・。

奥さんは、洗い出しの砂利の中の「赤い石」が気に入らなかったらしくて(泣)
「赤い石」ですよ!たったそれだけのことで自分の夢が崩れるなんて、嫌じゃないですか!

だから現場監督の人にお願いして、施工する前の砂利を全部持ってきてもらい、自分たちで「赤い石」だけを取り除いたんです(笑)
夜な夜な、家のその場所に新聞を敷いて、その上に砂利を敷き詰めて、友達にも手伝ってもらって・・・1週間かかりましたね(笑)

↑ 当時の、旦那さまのfacebookへの投稿。この「赤い石」が、一旦気になり始めるともうそれにしか目が行かない!ということで自分たちで除去作業を。

5袋ある砂利の中から「赤い石」だけを取り除いている、という話を左官屋さんが聞いて、「そんなことができる訳がない」と仰ったらしいんです。
でも実際に、僕たちはやったんですよ!

「赤い石」を取り除いた砂利で施工が終わり、玄関前の通路が完成した時、左官屋さんが「本当にやったのか?できたのか?」と聞いてきたんです。
僕たちは「やりましたよ!」と胸を張っていたら・・・左官屋さんが洗い出しの中をじぃっと探して、「ここに1つ、赤い石みつけた!取り残しちゅう~!」
「ちくしょ~、うざ~い!!!」って(笑)

↑ 玄関ポーチが完成した時の、facebookの投稿。苦労した分、感激もひとしおだったそう。

本当に、ご自分でも深い所まで作業に参加されて、施工側と2人3脚で家づくりをされたのですね。

響建設さんだからこそ甘えさせてもらいました。
こんなにワガママなお客さん、嫌でしょう?(笑)

いえいえ!

確かに先ほどもお話に出た、ご自分で安い木材を調達してきてこれを使ってくれ、というお客さまもいらっしゃって、そういった方法による弊害も出始めています。
例えば建築工事がある程度進んでから、資材を変更してくれと要望され後戻りになったり、お客さまが買ってきた資材の質が悪かったり・・・そもそも誰でも簡単に安く、使える資材を調達できるのなら、我々プロの存在価値はありませんからね。

そういった意味でこちらは、なるべく安くあげたいけれど出来ること出来ないことはハッキリ言ってくれ、というスタンスでしたし、うちの現場監督もダメなものはダメ、とハッキリお伝えしていたようですし。
そういう言いたいことを言い合える信頼関係をしっかり築けていたから、いろいろなご要望にもお応えできたし、そう言ってくれるお客さまは全然ワガママとは感じませんよ!

そう言ってくださると嬉しいですね。

響建設の現場監督さんは、僕より先にそこのソファーに座ってましたからね(笑)
建築デザイナーの天久先生もうちで飲んで泊まっていかれた時、勝手に風呂に入って行きましたし・・・(笑)
何か皆さんと、仕事を超えた楽しい関係になれたように思います。

檜の色合い、シンボルツリー、お風呂の天窓、中庭を望むベランダ・・・あちこちにこだわり、大好きなものが詰まった宝箱のような家。
住み始めてからもしっかり手入れして、幸せな毎日を過ごしています。

本当に大好きなお家なんで、大事に使わせてもらってます。

ありがとうございます。建てた側としても、本当に嬉しいですね。

まだ、玄関の檜の色をキープできてるでしょ?
檜とか杉が灰色に劣化するのが、あれはあれで味があるんですが、僕は苦手で・・・。建てた時のきれいな色合いを何年持たせられるか、というつもりで年に3~4回は必ず塗り替えてます。

↑ きれいな木の色を保つよう、1年に3~4回はメンテナンスしているという。
「これも僕の趣味の1つで、休みの日にのんびり音楽聴いてビール飲みながら家を塗るなんて、最高の楽しみです。」

シンボルツリーの紅葉(もみじ)も、一年探しましたね。

僕はマラソンが趣味なんですが、走りながらいろんなお家のポプラやハナミヅキを見て、「春はこの色きれいだな」とか「夏はこうか、紅葉(こうよう)はこうなるのか」とか観察してました。そして、シンボルツリーを何にするかずっと悩んでいたんですが・・・やっぱり紅葉(もみじ)きれいだな、と思ってそれに決めました。

決まってからは、うちのこの庭に合う形の紅葉を探すのにまた時間をかけました。
造園屋さんに行ってお家のプランを見せて、「ここから入って、下を潜って行く時に上からこう垂らしたいんだ」とお話して、竹林寺の参道の写真を参考に見せたりもしました。造園屋さんが「イメージはわかった」と仰ってくれて、それからしばらくして電話がかかってきて、見に行ってみたらバッチリの形の紅葉を用意してくださってました!
今でも1年に1回、紅葉の手入れをしてもらってます。

この紅葉はすごく気に入っていて、これを眺めているのが本当に幸せですね~。
全部の部屋から、見えるようにしているんですよ。

確か、お風呂を天窓にして月の明かりが見えるように、と要望されてたと思いますが、それについてはどんなご感想ですか?

月明かりは確かに見えるんですが、ホントは星空が見たかったんです。でも、星空までは湯気で見えないんです!
散々笑われてしまいました(涙)

でもあれだけ天窓が大きいですから、夏の昼間にお風呂に入ると青空が見えて最高ですよ!
あと、日が入るし風通しもいいので、全然カビが来ないのはいいですね。

作り手側としては、天窓は雨漏りの原因になりやすいのでそこは心配だったのですが、こちらは問題にならなかったようで良かったです。

↑ 天井を広く窓にして、月明かりが見えるようにしたバスルーム。
日当たりがすごくいいのでカビが来ない。

↑ 昼間にお風呂に入ると見える、天窓からの青空。
夏の昼間には日焼けするほど、日当たりが良いのだそう。

↑ 寝室からも、シンボルツリーの紅葉を眺めることが出来る。

本当にいろんな所の、細部にまでこだわられたお客さまでした。
でもすごくエネルギッシュで、苦労も前向きに楽しんで、
そしてお家のことをとても大切にされているので、響建設としても全然ワガママとは感じず、
楽しく家づくりさせて頂きました!
ありがとうございました!

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